リノベーションや
建て替えとの違いは?
一般的に「リフォーム」と「リノベーション」は、間取りや機能面の変更が含まれるかどうかで区別されますが、厳密にその違いを意識する必要はありません。ある人はリフォームと呼び、ある人はリノベーションと呼ぶこともあるでしょう。一方で、「建て替え」の場合は解体を伴うため、リフォームやリノベーションとは明確に異なり、完成後は新築扱いとなります。
また、それぞれの費用は規模によってまったく異なり、単純に費用を比較することはできません。フルリノベーションと建て替えの比較は、時に重要になります。
例えば、フルリノベーションと建て替えで迷ったときは、建て替えで新築になるメリットと、フルリノベーションで抑えられる費用を比較することになります。居住空間として新しくしたいだけであればフルリノベーションでも良く、新築物件としての価値が重要(売却や賃貸目的など)であれば建て替えでも良い、といった考え方の違いがあるのです。他にも、リノベーションでは骨組みが残るため、築深で将来の耐久性が不安であれば建て替えた方が安心、というようなさまざまなパターンが考えられます。
以下では、リフォーム・リノベーション・建て替えの違いをそれぞれご紹介しております。リフォームを検討される際の参考になれば幸いです。
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Point.01 リフォーム
費用:規模によって数十万円~数百万円
築年数:変わらない
間取り:変わらない
見た目:主に内観がきれいになる
空室対策:内装がきれいになり効果が見込める -
Point.02 リノベーション
費用:規模によるがフルリノベーションで建て替えの70%程度が平均
築年数:変わらない
間取り:制約を受けるが選べる
見た目:内観と規模により外観がきれいになる
空室対策:流行りの間取りに変更できて効果が大きい -
Point.03 建て替え
費用:基本的に新築時の費用と同じ
築年数:新築扱い
間取り:自由に選べる
見た目:内観も外観も自由に変えられる
空室対策:新築扱いになるので効果が非常に大きい